オトナな初恋
『亜希ちゃんが悪いってどうして?』



「私がはっきりと気持ちを伝えなかったから。拓海さんを不安にさせちゃったんです。私が…
どうしよう、嫌われたら…私の事面倒になってたら」


『大丈夫。言ったよね?亜希ちゃんは今までの女の子達とは違うって。信じてあげて。早坂の亜希ちゃんへの想いの強さを。ね?』


初めて拓海さんと結ばれた夜。何があっても信じるって決めたはず。



私が拓海さんの気持ちを疑ってどうするの?
まだ、繋がっているって、気持ちは離れてなんかいないって信じなくちゃ。





「ありがとう。関口主任。私、拓海さんが戻って来るまで待ちます!」



『うん。仕事、無理しない程度に頑張ってね。僕は先に失礼するよ。』



「お疲れ様です!」





どこか不安になってた。
話し合っても駄目だったらどうしようって。


関口主任のお陰で、そんな不安も全部なくなったみたい。
本当にありがとう…



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