オトナな初恋
『俺と結婚してください。』











真っすぐに私をみる拓海さん。




「はい」











『また泣いてる。亜希はすぐ泣くよな。』








「た、拓海さんが泣かせるような事するんだもん!ぐすん…嬉しい…」








『検査薬なんて使わないでさ、月曜日一緒に病院行って調べてこようぜ。病院なら早い時期からでも妊娠してるかわかるだろ?』





「うん。でも仕事一緒に遅刻なんて、部長が何ていうか…」






『…確かに。でも構うもんか。俺達には大切な事だ』






「駄目だよ!…仕事終わってからは?夜間診療してるところないか探してみる」





そう言った時だった。
下半身に違和感を感じる。









この感触…まさか…









「ちょっとごめんっ!!」






猛スピードでトイレへ駆け込む。











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