オトナな初恋

それから結婚式が行われた。
お父さんと一緒にﾊﾞｰｼﾞﾝﾛｰﾄﾞを歩く舞さん。
その時のお父さんの顔は、涙で濡れていて、私まで泣いてしまった。



誓いの言葉を交わしｷｽを交わす新郎新婦。





私は入場から退場までほぼ泣きっぱなしだった。








『普通そこまで泣くか？』





「だって…ひっく…すごく感動したんだもん…」








『自分の時は泣くなよ？化粧崩れるし、亜希泣くと目と鼻真っ赤になるから。』



「！！…努力する…」















ﾌﾞｰｹﾄｽは残念ながら受け取れなかった。






でもいいんだ。





無くても、私と拓海さんはきっと…ううん。絶対結婚するんだから。







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