オトナな初恋

「すごく美味しいかった。ごちそうさま。
ねえ、拓海さんここは私に支払いさせて？お願い！」




『何いってるの？気にするなって言ったろ！？』





「そんなのﾑﾘだよ。それに旅行代も。自分の分は出すから。じゃなきゃ悪くて楽しめない。」









『はぁ〜。わかったよ。後で払ってもらうから。それでいい？とりあえず会計は男の俺にさせて。女に払わせるなんて恰好悪いだろ？』








「うん！後で絶対払うからね！！」





良かった。
これで心置きなく旅行楽しめそう。











外に出ると、来た時よりずっと寒くなっていた。




『夜は俺らのいる街とは違って寒いな。』



「うん。冬はもっと寒いんだろうね。」






『明日もあるんだし、今日はもうﾎﾃﾙで休むか。』




「そうだね。少し疲れちゃったし、明日も色々見て回るための体力蓄えておかなくちゃね。」













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