オトナな初恋
首を横に振る。
でも拓海さんは容赦なくこう言った。





『下着も、だよ。』







「も、無…理…」







声にならなくて、一生懸命伝えようとするけれど、拓海さんは無言で、私を見てる。







その視線が、絶対脱がなくちゃいけないことを語っている。




目を閉じてブラジャーのホックに手をかけた。











外したけれど取ることなんて出来なくて、恥ずかしさから震えて動けない。







こんなの、恥ずかしすぎて泣きそう…






拓海さんを見ると、優しい眼差しで私を見ていた。








『悪い。ちょっと意地悪すぎたな。』




私の側までやって来て、ブラジャーの肩ひもに手をかける。





『あとは俺が脱がすから、いいよ。手、避けて。』







「拓…海さん…あッ!やだっ!!」






ブラジャーだけではなくて、ショーツにまで手を延ばし剥ぎ取られてしまう。





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