オトナな初恋




その日の帰りも、その次の日も…お兄ちゃんの口数は少なくて、私はどう接していいのかわからない。





何よ…いつもみたいに口うるさく反対してくれたほうが、私だって言い返せるのに。
お兄ちゃんの初めて見せるその態度が私を追い詰める



無言の圧力。





お兄ちゃんが私にべったりかと思っていたけれど、これじゃ、構ってもらえなくて困っている私の方がブラコンかもしれない。







けれど


拓海さんとの仲をお兄ちゃんに認めてもらいたいから、歩みよれない。







私とお兄ちゃんの根比べ勝負をしてる様だ。









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