オトナな初恋
多田さんが色々と料理を作って出してくれる。
それを無言で食べるお兄ちゃんに拓海さん。
私も奈緒もその無言の空間が耐えられなくて、二人で話しかけてみるけれど、拓海さんもお兄ちゃんも相槌を軽く返すだけ。
そもそもこの席位置が良くないのかも。
拓海さん、お兄ちゃん、私、奈緒の順番で座っている。
お兄ちゃんが何も言わずに、拓海さんの隣に座るからもしかして!なんて期待したけれど何も話さないし、拓海さんも絶対動揺してる。そうは見えないようにしてるだろうけど…
不意にお兄ちゃんが正面を向いたまま口を開いた。
『……あんたは酒は飲めるくちか!?』
隣にいるのは拓海さんと私だから、拓海さんへの問いかけだとわかる。
『そこそこはいける方だと思いますが。』
『…マスター。日本酒1本とおちょこかグラス2つ持って来て。』
多田さんにそういって、残っていたビールを飲み干す。
拓海さんもお兄ちゃんにならってビールを飲み干した。
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それを無言で食べるお兄ちゃんに拓海さん。
私も奈緒もその無言の空間が耐えられなくて、二人で話しかけてみるけれど、拓海さんもお兄ちゃんも相槌を軽く返すだけ。
そもそもこの席位置が良くないのかも。
拓海さん、お兄ちゃん、私、奈緒の順番で座っている。
お兄ちゃんが何も言わずに、拓海さんの隣に座るからもしかして!なんて期待したけれど何も話さないし、拓海さんも絶対動揺してる。そうは見えないようにしてるだろうけど…
不意にお兄ちゃんが正面を向いたまま口を開いた。
『……あんたは酒は飲めるくちか!?』
隣にいるのは拓海さんと私だから、拓海さんへの問いかけだとわかる。
『そこそこはいける方だと思いますが。』
『…マスター。日本酒1本とおちょこかグラス2つ持って来て。』
多田さんにそういって、残っていたビールを飲み干す。
拓海さんもお兄ちゃんにならってビールを飲み干した。
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