未定
…~♪
「今日も学校来ないの?」
「んーだりぃしつまんないし(笑)」
「学校ぐらいちゃんと来なよ~」
「はいはい。明日は多分行くかもね」
「絶対だかんね!あ、じゃまた電話する」
「了解。頑張ってね!じゃね~」
「ばいば~い」
しつこい…
優季はあたしを学校に
来させようと、あたしが
学校に来ない時はこんな風に
毎回電話を掛けてくる。
あたしはそんな優季の優しさ
を無視していつも遊んでいた
今日は友達とカラオケ約束を
していた。手早く準備を始める…
シャワーを浴びてから
濃い化粧を済まして
露出の多い服を着る。
あたしは中2と思われるのが嫌いだった。
どうにかして年上に見えるように髪も
黒から明るい茶色にして、洋服も露出
の多い服を選ぶようになった。
友達はあたしのような子ばかり。
学校もめったに行かないし、
やっぱり他とは違った子。
そっちの方があたしは楽しかった。
学校みたいな真面目なところにいる
奴なんかより話が合った。
「あ、ヤバ。遅れちゃうじゃん。」
あたしはバス停までダッシュして
いつも乗るバスに飛び乗った。