幼なじみ物語2
思い出したように武司が問いかけた。


「俺ら3人T高」


俺は自分と大輔と碧依を差しながら言った。


「まじで?碧依頭いいのにもったいなくね?」

「いいの!だって悟と大輔はあたしがいないと心配でしょ?」


からかうように碧依が言った。


「たしかにな」


笑いながら透も返す。

俺は碧依と透の頭を無言で叩いた。


「いったぁー‥悟いっつも叩くー」

「余計なこと言うからだろ」

「だってほんとのことでしょー?」


またケラケラと笑いながら碧依は言った。
俺は呆れたように碧依を見た。

‥まぁ、本当のことだから言い返せないけど。

碧依がいない学校生活なんて考えられない。




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