幼なじみ物語2
そんな時に出会ったのが


あの人だった。


入学式の次の日、

今まで通り碧依と大輔と登校している時だった。

校門に近付いてきた頃、先輩と思われる人が俺たちに向かって言った。


「何あれ!顔そっくりだし!!」

「しかも彼女共有!?仲良しちゃんですなー」


碧依と大輔との仲を、からかわれたことに俺は腹を立てた。

けれど先輩だからと、怒りを押さえていた。

そんな時。


「お前らばっかじゃねーの?入学したばっかの後輩からかって何が楽しいんだよ。いい加減やめれば?」


これが、翼先輩との出会いだった。




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