幼なじみ物語2
小学5年になり、俺はなぜか大輔と同じクラスになった。

これが大輔と同じクラスになった最初で最後だった。


「あたしクラス割り見て笑ったんだけど!」


帰り道、碧依はずっと笑っていた。俺と大輔が同じクラスなのが、よほどおもしろかったらしい。


「笑いすぎっ」


俺は碧依の頭を叩いた。


「だっておもしろかったんだもーん」


そう言いながらまた笑う碧依。
俺は呆れて何も言わなくなった。




< 14 / 163 >

この作品をシェア

pagetop