幼なじみ物語2
けれど、俺は俺の中にある本音を、碧依にぶつけた。


「俺、碧依が大輔を好きって知った時、大輔になら碧依を任せられるって思った。なのに、こんなんじゃあ納得いかねえよっ!」


俺は、自分の思いを碧依に向かって吐き出した。

俺は碧依のことが大好き。

碧依の特別になりたいって、今でも思ってる。

昔からの想いは、そんなに小さなものではなくて。

だけど、それでも碧依のことを諦めようと思えたのは、碧依の好きな人が大輔だったから。

碧依を安心して任せられるって、そう思ったから。




< 152 / 163 >

この作品をシェア

pagetop