幼なじみ物語2
俺は日曜日、髪をバッサリと切った。

今まで長めだった髪。短い髪は意外にも似合っていた。

髪を切り終え、新しい髪型が気に入った俺は、ルンルン気分で家へと帰った。


「あっ、さとちゃんおかえりー」

「‥‥‥え?」


そこにいたのは髪をバッサリ、ショートにした碧依。


「なっ、お前髪切ったの?」

「うん!さとちゃんが切るならあたしも切ろうかなって!似合う?」


そう言って微笑む碧依。

似合うなんてもんじゃない。
可愛すぎて俺は直視できなかった。


「い、いいんじゃね?//」


照れ隠しをするように俺は言った。

小さい頃からずっと長い髪だった碧依。

初めて見る短い髪は、俺の心を刺激するのには充分だった。

俺の碧依に対する気持ちは、今まで以上に大きくなった。




< 16 / 163 >

この作品をシェア

pagetop