幼なじみ物語2
次の日。


「悟ー。俺やっぱ碧依んち行くわ」


そう言って大輔は隣へと行った。

なんか気ぃ使わせちゃったなとか思いながらも、俺は透たちを迎えに行った。


「おじゃましまーす」


透、肇、若歌、七海がわいわいと話をしながら俺の家へとあがった。


「あれ?片割れは?」

「ん?隣」


まわりを見渡しながら言った肇の問いかけに、俺は親指で碧依んちの方向を差しながら言った。


「隣?」


若歌が首を傾げながら言った。


「中村碧依って知ってる?隣なんだよ」

「碧依ちゃんって、あの可愛い子だよね?隣なんだぁ」


目を輝かせながら七海が言った。
どうやら碧依と友達になりたかったらしい。




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