幼なじみ物語2
「なんだよ?碧依になんかあったのか?」

「実はさ、朝来たら上靴がなくてさ‥探したらゴミ箱に捨ててあって。教室行ったら机の上に大きく“死ね”って書かれてた」

「なんだよ、それ‥‥‥」


いじめだった。
碧依はいじめのターゲットにされた。

先週まで何もなかったのに。
いきなりいたずらされて、碧依は苦しんでるはずだ。

俺は悔しくてたまんなかった。


「誰がやってんだよ‥‥」

「それが分かんないから怖いよな‥‥今は百合についててもらってる。なるべく碧依を守るようにしようぜ」

「おう、分かった」


そう言うと俺たちはそれぞれの教室へと入った。




< 39 / 163 >

この作品をシェア

pagetop