幼なじみ物語2
「てか、気になったんだけどさ、お前碧依って子のこと好きだったりしねーの?」

「ぶっ!!!」


いきなりの肇の問いかけに、俺は飲んでいたお茶を吹き出しそうになってしまった。


「おい、汚ねえなぁ。過剰反応しすぎだよ。もしかしてほんとに好きなのか?」


肇がからかうように俺に言った。

このクラスには百合もいるのに、聞かれたらたまんねえ。

知られたら、絶対にからかわれる。
弱味にされるのが目に見えてる。


「別に好きじゃねーよ!!//」


ごまかしてみたけど、絶対にバレてると思う。

だって、みんな顔がにやにやしてる。
ただ1人、若歌を除いては。




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