幼なじみ物語2
俺が抜けてからも、3人は一緒にご飯を食べていたらしい。

百合と一緒に向かうと、大輔の隣で下を向く碧依がいた。


「百合ありがと。悟つれてきてくれて」

「ううん」


百合は碧依の隣に座り、俺は百合と大輔の間に座った。
円になって座る俺たち。

俺はそっと碧依を見た。

碧依には笑顔は無くて。
つらそうというより、なんでいじめられるのか分からないという顔をしていた。


「‥‥碧依」


俺は恐る恐る碧依の名前を呼んだ。


「‥っさとるぅ‥‥」


俺が名前を呼んだ途端、碧依は泣きながら顔をあげた。




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