幼なじみ物語2
碧依が見当たらず大輔に聞くと、用事があるからとどこかに行ってしまったという。


「ばかっ!!何1人にしてんだよ!!」

「悟っ!!」


俺は教室を飛び出した。
碧依がどこにいるかなんて知らない。もしかしたら学校を出たかもしれない。

それでも俺は走った。碧依に何かあってからじゃ遅いんだ。


「悟っ!!」


後ろから大輔が俺の肩を掴んだ。俺は息を切らしながらも振り返った。


「お前碧依がどこにいるのか分かってんのかよ!?」

「分かんねーよ!!だから探すしかねーだろ!!」


俺はまた走り出した。

俺の足は1つの場所へと向かった。それは屋上。

なぜだか分からないけど、屋上にいる気がしたんだ。




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