幼なじみ物語2
「悟っ‥‥待ってよっ‥‥ごめんなさい‥悟っ‥」
後ろから、必死に謝る若歌の声が聞こえた。だけど俺は振り向かなかった。
若歌のためにも、振り返るべきじゃないと思ったから。
「悟‥?」
つらそうな顔をする俺に、碧依が静かに声をかけた。
俺はこらえていた涙を流した。
友達として、本当に大好きだった若歌。
ずっと若歌とバカやって、笑っていたかった。
だけど、碧依を傷付けた若歌とは、一緒にいられない。俺にとって碧依は、命よりも大切で、かけがえのない存在だ。
たとえ若歌でも、許すことはできなかった。
後ろから、必死に謝る若歌の声が聞こえた。だけど俺は振り向かなかった。
若歌のためにも、振り返るべきじゃないと思ったから。
「悟‥?」
つらそうな顔をする俺に、碧依が静かに声をかけた。
俺はこらえていた涙を流した。
友達として、本当に大好きだった若歌。
ずっと若歌とバカやって、笑っていたかった。
だけど、碧依を傷付けた若歌とは、一緒にいられない。俺にとって碧依は、命よりも大切で、かけがえのない存在だ。
たとえ若歌でも、許すことはできなかった。