幼なじみ物語2
「今日そっち行くわ」


大輔が俺に向かって言った。
俺たちは毎晩、どっちかの部屋に入り浸って、寝るまでずっと2人でいる。
たまに碧依や実妃とかも一緒。

1人でいるよりも2人でいる方が安心するし、楽しいから。
やっぱり元は1つだった俺たちだから、2人が安心するのかも。

俺が部屋に入って少ししてから大輔が来た。大きな旅行カバンを持って。


「ちょっと荷物確認させて」


そう言ってカバンをドンッと床に置いた。俺たちはそれぞれの荷物確認をした。
そんな時だった。




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