幼なじみ物語2
最近俺はふと感じる。俺たち3人にとって、百合も必要な存在なんじゃないかって。
俺たちは3人でいても安心するし笑いが耐えないけど、百合といるともっと楽しくなる。

たまに百合は寂しそうな顔をすることがある。それは多分、俺たちの絆を見て。
自分だけ仲間外れなんじゃないかって、思ってる気がするんだ。

だからいつか百合に言ってやろうと思う。
“百合だって俺たちの仲間だよ。必要不可欠な存在だよ”って。
それは多分、碧依も大輔も思ってるはずだから。

俺たちは、就寝時間ギリギリまで、4人で語り合った。今日1日の話から、くだらない話まで。
どんな話でも、4人なら楽しい話になるんだ。




< 62 / 163 >

この作品をシェア

pagetop