幼なじみ物語2
「そういえば実妃は?いなかったよな?」


思い出したように大輔に問いかけた。

すると、陽太が振り返って言った。


「実妃なら部屋で寝てるよ」


俺は4日ぶりに実妃に会うために、自分の家へと帰った。
碧依と咲ちゃんと陽太を見てると、実妃に会いたくなった。

実妃の部屋に入ると、気持ち良さそうに眠る実妃がいた。
俺はそっと実妃の頬をつつくと、唸り声をあげて目をあけた。


「‥さとちゃん?」

「おはよう、実妃」


俺が笑いかけると、実妃は俺の胸に飛び込んできた。




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