幼なじみ物語2
「悟ー!」


ふてくされてると、ノックも無しにいきなりドアが開いて悟が入ってきた。


「あっ、大輔もいる」


大輔の姿を見つけて陽気な碧依。


「おい、ノックぐらいしろ」

「ノックしなきゃヤバいことでもあるの?」


からかうような顔で碧依は言う。
別にノックなんてしなくても何もないけど、一応してほしかったりする。
いきなり来られたら心臓がもたねーから。


「なぁー、碧依はさぁ、高校どこ行くの?」


大輔が碧依に向かって聞いた。多分碧依はA高って答えるはずだ。
碧依の成績なら充分狙えるし、それに碧依の好きな英語科だってある。




< 78 / 163 >

この作品をシェア

pagetop