幼なじみ物語2
「あたしー?T高かなぁ」

「え!?T高!?A高じゃなくて!?」


T高とは地元校で、レベルだってめちゃくちゃ低い。俺でも余裕で入れる高校だ。


「だってT高近いから楽だもん。確かにA高行きたかったけど、勉強ついていけなくなったら嫌だし」

「でもA高って英語科あるじゃん。お前、英語の勉強したいんじゃなかったの?」


大輔が碧依に聞いた。碧依は微笑みながら言った。


「英語の勉強なんて、T高でもできるもん。それにやりたいこと変わるかもしれないし」




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