幼なじみ物語2
その日、碧依の両親は出かけていて、高村家でご飯を食べていた。

俺の隣に座る碧依に、意識が集中する。


「‥‥ゃん!さとちゃん!」


碧依に呼ばれて我に返った。


「へ?な、なに?」

「醤油取って。ぼけーっとしてどうしたの?」

「な、なんでもない」


碧依が気になる、なんて言えるわけない。

俺は碧依に醤油を渡す。
その時に指と指が触れ合った。

俺はまたドキッとした。

こんなんじゃあ、いつ碧依にバレるか分からない。

俺はご飯を終えると、すぐに自分の部屋にこもった。

碧依のそばにいると心臓がもたない。




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