幼なじみ物語2
「悟ー。ちょっと来て」


突然咲ちゃんに呼ばれ、俺は不思議に思いながらも行った。


「何?‥おわっ!」


いきなり咲ちゃんに肩を引っ張られ、何やら秘密話をするらしい。
俺は咲ちゃんの言葉に耳を傾けた。


「あんたさぁ、碧依のこと好きでしょ?」


小声で言う咲ちゃん。俺は一瞬固まったあと、我に返った。


「ななな、なんで分かんの!?//」

「慌てすぎだよ。あんた見てれば分かるよ。大輔も多分気付いてる」

「まじで?//うわっ‥」


みんなにバレてることに俺は恥ずかしさを隠しきれなかった。

咲ちゃんはニヤニヤしながら話を続けた。


「碧依さぁ、初恋まだだからあんた頑張んなよ」


咲ちゃんに応援の言葉をもらい、俺はやる気になった。

今までただ片想いしてきたけど、行動に移さなきゃ碧依に想いは届かない。

この沖縄の地で、俺は碧依への想いをまた大きくさせ、頑張ろうと決めた。

この時俺はまだ大輔の想いなんて知らなくて、ただ1人燃えていた。




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