龍の女神となるべき姫【下】 更新停滞中
「亜美」
顔を離して真っ直ぐに注がれるまなざし。
綺麗な瞳にただ1人自分だけが映っているのを見て、嬉しくなる。
伝えたい。
沸き上がってくるこの想いを。
溢れ出しそうなこの想いを。
早くあなたに伝えたい。
「好きな女が泣いてんのに理由もわからず見てんのは、俺には耐えらんねぇ」
……はぁ。
悠基は何もわかってない。
私は、傍にいてくれるだけで十分なのに。
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