龍の女神となるべき姫【下】 更新停滞中
迷いなき決断
「「「うおぉぉぉー!!」」」
一段と大きくなった喚声に、慌ててグラウンドへと目を移す。
そこには、中心へ悠々と歩く悠基の姿があった。
そして、悠基に気づいた風龍の子たちが悠基のもとへ集まった。
……と思ったら、一筋の道が開いた。
その先をたどると、優兄と黎兄がやってきた。
いつもと違って真面目な様子に、私の気も引き締まる。