龍の女神となるべき姫【下】 更新停滞中
『そんな長い時間、待ってられないんだけどぉ……?』
少しでも軽い女に見えるよう、ねちっこい……じゃなくて、甘ったるい声でしゃべってみる。
「ふっ、男を蹴り上げるかと思えば、お前もただの女だな。
そんなに待ちきれねぇのかよ」
『待ってらんないに決まってんじゃーん。
だってぇ……悠基たちがあんたらに負けるときなんてぇ、一生来るわけないしっ』
私は最後まで言葉を言い終えない内に、男を背負い投げした。