龍の女神となるべき姫【下】 更新停滞中


さすがに決まり悪くて優兄と黎兄の方を見ると、心配そうな顔をして私を見ていた。



目から「大丈夫か」と言う気持ちがひしひしと伝わってくる。




正直、私が天姫だってことをばらさなくてもよかったとは思う。



喧嘩の強さなんて、どうとでも言い訳できるし。



だけど辛かったんだ、ずっと。



風龍のみんなに「姫」って呼ばれるたび。


< 58 / 80 >

この作品をシェア

pagetop