龍の女神となるべき姫【下】 更新停滞中
でも、絶対目ぇ逸らしたあかん思て悠基の目を見返してたら。
「ふっ」
笑いおった。
笑われる理由もさっぱりわからん。
「何笑っとんねん」
「くっ……わり。
秋都はKYなんだか鋭いんだか、ばかなんだかお節介なんだかって考えてたら、笑けてきた」
お前、あんな無表情でそんなこと考えてたんかい!!
くっそ、俺今めっちゃ真面目やのに。
たまには大人しく、俺に説教されんかい。
だんだんどうでもよくなってきて、もう放っといたろかって思った頃。
自分の右手を見ながら、ぼそっとつぶやきよった。