君がいればそれだけで・・・。
私のお兄ちゃん
「ここが、お兄さん家?
桐谷・・・・・ていうんだ」
うわーいよいよ会える
「よしっいくぞ」
「や、やっぱり緊張する!初めて会うんだもん
何て言おう」
ハアハア
「少し・・落ち着こう
住所はちゃんと合ってるよね」
お兄ちゃんが居るってしったのは
1か月前
おじいちゃんと2人暮らしのあたしに
「菜花
泣いちゃだめだよ
おじーちゃんが死んでも菜花は一人じゃない
オマエには本当はお兄ちゃんがいるんだ
ここに尋ねればあえるよ」
そう、言って封筒を渡してくれた
そして、借金取りが来た
「おじょーちゃん来月この家でてってくれる?
家賃ずっと滞納してただろ親戚のとこにでもいきな」
「親戚はいないんです」
「困ったなー」
もう誰もいない
お兄さんしかいない・・・・・。