君がいればそれだけで・・・。
ぐーーーー

「もおいーや
とりあえず 何か食べよ
わ わわ」

チャリン

「わ お金あんまり持ってないし
1円だって大事にしなきゃ」

「そうそう
お金は大事だよね」

え・・?

「俺らにいくら持ってんのか教えて」

「おっスゲまじで入ってる」

「ちょっ・・・返しておさいふ
それ 全財産!!」

「いーじゃん
ちょっと借りるだけだよ」

「やだっドロボー!!
返してよその中には あたしの大事な」

「オイさわぐなようるせーな
黙れ」

きゃっ

「ふざけんな  黙んのはおまえだろ
女から金巻き上げて何がおもいれーの」

ダ・・レ・・・?

「何だよオマエ」

「返せよ 殴るぞ」

うわっ 短気っ

「たくっ
つまんねーの
返せばいーんだろ」

ポチャン・・

噴水の中に・・・・・・


「バカやろ ドコ入れてんだ
逃げんな コラくそっ」

バシャ  バシャ バシャ
水が濁ってて下がよくみえない
みつけなきゃ
おさいふにはおじーちゃんの・・・・
おじーちゃんの・・・・


「コレだろ ホラもうとられんなよ」

中にはおじーちゃんの・・・


「・・・・ア・・・リ・・・ガト・・・・・・・ア・・・リ・・・・ガト」


唯一の写真

「・・・・とっとのかくこっから出ろ
風邪引く」

「あっ・・・うん」

・・助けてもらっちゃった
何才位だろ?
年上だよね
名前知りたい

よしっ

「あのっ
名前何てゆーんですか?」

「はあ!?誤解すんなよ
俺はあーゆー奴らがムカつくだけで別にアンタを・・・・・」

「・・・・え・・・・・」

何だろ・・・

「・・あーまあいーや
俺は桐谷紅
オマエは?」

「菜花です 白石菜花です」

紅ってゆーんだ
桐谷・・・ ・・・・紅・・・

桐谷!?

「あのっ!桐谷・・アオイって人は・・・」
「あ!?オマエ蒼の知り合いかよ
蒼はオレの兄弟」

兄弟って・・じゃあ・・
「紅くんもあたしのお兄さんってコト!?」

「・・・は?」
「はああああ!?」

お兄さんが二人!?




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