出会いは密室で[完]
...南は......。
あたしのいとこ。
だから
深い意味はないよね...?
「俺、優科のことマジで好きだから。」
「だからそれはさっ、親戚として...」
「だからなんだよ」
「へ…?」
南は
今まで見たことないような
真剣な表情をしていた。
「ずっと前から、愛してる優科」
ドキンッ...。
なんで...
そんなドキドキすること言うのよ...。
あたしは桐野くんが好きなのに。
「なんだよ、そーゆうことか...」