出会いは密室で[完]





あわわわわ……。


慌てふためくあたしをよそに

慣れた手つきで
テーブルにコースターを置く桐野くん。



ドックン...ドックン...



ちょ...待って.........。


これは心臓が……。




「なんできたの?」


「……。」


「優科。」


「...へ?」


彼に

話しかけられていることも
わからず


フリーズしていたあたし。






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