出会いは密室で[完]
「そういえば...さ、桐野くん...?」
「...ん?」
「『もう限界。』ってなんのこと?」
単刀直入に聞いてみると
桐野くんは
戸惑いながら
「あー...あれは...」
とか、もごもご言っている。
「...その格好......他の奴らにじろじろ見られんのが許せなかっただけ……。」
ドキン...。
「そ、そーだったん...だ......」
カァァ―――――――――
うそ...そんなこと思ってたなんて......。