出会いは密室で[完]
毎度毎度のことだけど...
近すぎでしょー…。
「どこ解けないの?」
「えーっと...応用問題の4番...」
「貸して。」
あたしからスッと
問題用紙を取り上げて、
あたしの机の上で
シャーペンをスラスラと滑らせる。
すごー…。
ペンの動きをみて
若干感動してしまったあたし。
なんてゆうか...
こんなのずるいよ。
かっこよくて、
優しくて、
勉強も出来るなんて...。
反則だ。