出会いは密室で[完]




キスをしたその瞬間、


唇から
彼の熱を奪うように



指先まで熱を帯びて、


身体が震えた。




誰かに見つかったら
どうしよう...。



そんな心配してるのに。



唇を離すのは
どうしてもいやだという身体。




桐野くんにバレたら...
どうするんだろうあたし……。



「んっ...」

すると突然、


生温かいものが
口の中に入り込んだ。




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