LOVE TASTE
美久は優しい

わたしの夢を理想を馬鹿にしない






「あっそーいえばさ、この前言ってた駅前のカフェ行かない?」





「行きたい!!行きたい!!」


さっきまでのどんよりした雰囲気とは一変



キラキラした笑顔の雪






「んじゃ、放課後開けときなね?」





「うん、オッケー!!

あっ…そういえば美久今日彼氏とデートじゃなかった?」




「あー、今日いきなりバイト入ったみたい」




美久は少しだけ寂しそうな顔をした


それを見てなんだかわたしまで辛くなった



「じゃあ今日いっっぱい美久の話し聞かせてね?」





「はいはい」


美久はため息まじりに笑顔を浮かべた





キーンコーン…



そのチャイムと共に美久は席へと戻り6限目が始まった
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