チョコ色の放課後


『先生大好き!』


『うん、知ってる。俺も好き』




何度も言い合ったセリフ・・・





『直、俺のこと好きぃ?』


『うん、大好き。先生は?』



キスをするたびに、俺と直は『好き』を交換した。




もう直は、俺を好きだとは言ってくれないのか?


チョコの甘さが染みこむたびに、俺は『別れた』という事実が恐ろしくなってきた。


その事実がゆっくりと俺の心に染み込んで来て、俺は涙が止まらなかった。






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