ヤンキー愛を誓う


「…行けるもんなら…」

「行きたい…」


オレがこの先の人生を
歩む上での

最後のチャンスだと思った

そして

オレは2年生から望ヶ丘で
過ごすことになった

でも

そんな簡単に人は
変われない

ここでもケンカにあけくれた

前の学校とほとんど
変わらない生活…

でもここに一人の先生と
出会った


「義家君っ今日はあなたの
掃除当番でしょっ」


安達先生

絶対自分の意見を曲げずに
向かってくる人

不思議な力を持った人だった


「あれ先生まだ
掃除してんの?」

「今日の掃除当番が1回
やってんだろ?」

「ええ でもしっかり
磨いてあげたいの」


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