幸せというもの。



お母さんはあたしがものすごく泣いているのを

気づいていたのに、手を引いて、

笑顔で玄関へとあたしを連れて行って、

最後にこう言ったんだ。




       …
「ばいばい。希さん。」






・・・と。





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