幸せというもの。


「よーしっ、そうと分かったら
体育館へLet's going.!!」

あたし達は同時に走り出した。
これからの高校生活が楽しみだなぁ♪

晴れ晴れとした気分で、
外履きから上履きに急いで履き替えた。


体育館につくと先輩達が座っていて、
ちらちらとあたし達を見ていた。

ちょっと不安になってきたな・・・

そんなことを思ってると、
いきなり咲那ちゃんがあたしの右手を握ってきた。


「希ちゃん・・・顔に出てるよ?
心配しないで?だってあたしが居るしさ!(笑)」


咲那ちゃんは、可愛らしい笑顔ではにかんだ。


「ありがとう。あたしやっぱり
咲那ちゃんが大好きだよ~!!」


「えー。それを言うのは私じゃなくて
彼氏に言うものだよ~」


「いいじゃんかっ。じゃあ、大嫌いが良い?」


「それダメージが大きいな・・・」


「でしょ?(笑)」




いつか、あたしを心から思ってくれて、
愛してくれる人は現れるのかな・・・?





こうして、あたしたちの高校生活はスタートした。


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