幸せというもの。


すると、

「この高校を選んで、龍弥様と
同じクラスになれるなんて幸せですわ~!!」


「龍弥様、今年一年間・・・いや、
ずぅーっと一緒に愛を噛みしめたいですわ~!」


「「龍弥様、愛してます~!」」

あれ?この人さっきの・・・

教室中がざわめきはじめた。

「キャー!あれ龍弥様じゃない?」

「やばいっ龍弥様、格好良すぎる!」

・・・・・

あたしは咲那ちゃんに小声で聞いてみた。

「あの人って誰??何者??」

すると咲那ちゃんは驚いた顔をして
あたしを見つめた。

「え?!希ちゃん龍弥様知らないの??」

「うん・・・?」

するとさっきより驚いていて、
口に手を当てていた。

そして、咲那ちゃんはそっと
あたしに耳打ちしてきた。



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