幸せというもの。
朝食がすみそうなときに、お父さんが起きてきた。
「ぱぱ、おはよーう!!」
顔を見た瞬間嬉しさがこみ上げてきて
思わず駆け寄ってしまった。
「・・・あ、おはよう希ちゃん。」
え・・・
今、睨んできた?気のせいだよね?
だって今笑顔で挨拶返してくれたもん・・・
あたしは朝食をすませて、部屋でずっと考え込んでいた。
今日の二人は何か、おかしいように感じる・・・・・
そんなことを考えてると、視界に時計が入った。
『AM9:32』
あ、そういえばお出かけするんだっけ?
そう思い出した瞬間、部屋のドアが勢いよく開いた。
「希ちゃん!出かけるわよ。車が外にでてるから急いで!」
・・・・・あれれ?
お母さんって車の免許持ってたっけ??