超短編 『夢』 3
夢の中だよね?
きっと、今は夢を見ている。
ここにいる自分は夢の中の自分だ。
だって痛みも感じないし、周りに見えるものは白黒だし。
それに何より、西暦1980年に生まれたから、今年で28歳になるのに。
いまここに立っているのは甲冑をつけた落ち武者の自分だ。
からだには2本ほど矢が刺さっている。
ちょうど、肝臓のあたりだ。
刀で切られたような傷も、肩や腕、足にもある。
見渡せば、たくさんの武士が倒れている。
先ほどまで戦場であったようだ。
だが、記憶には戦った自分がまったくない。
今日は新年会があり、少し飲みすぎた。
あまり飲めない酒を無理やり飲まされた。
そのあとの記憶がはっきりしない。
もう無茶な飲み方をするのはやめよう。
まあ、夢ならそのうち覚めるだろう。
きっと、あの居酒屋で出された安酒も悪かったんだろうな。
ここにいる自分は夢の中の自分だ。
だって痛みも感じないし、周りに見えるものは白黒だし。
それに何より、西暦1980年に生まれたから、今年で28歳になるのに。
いまここに立っているのは甲冑をつけた落ち武者の自分だ。
からだには2本ほど矢が刺さっている。
ちょうど、肝臓のあたりだ。
刀で切られたような傷も、肩や腕、足にもある。
見渡せば、たくさんの武士が倒れている。
先ほどまで戦場であったようだ。
だが、記憶には戦った自分がまったくない。
今日は新年会があり、少し飲みすぎた。
あまり飲めない酒を無理やり飲まされた。
そのあとの記憶がはっきりしない。
もう無茶な飲み方をするのはやめよう。
まあ、夢ならそのうち覚めるだろう。
きっと、あの居酒屋で出された安酒も悪かったんだろうな。