私とアイツの生活日記☆
俺も知らない闇がまだあるはずだ。


「光太はもう知ってるんだけど…
私、施設の子なの。」


空と流美は何も言わずに聞いていた。

麗亜はあのくまのぬいぐるみの話をした。

それから、施設が貧乏だったことを話した。


…ここからだ。
俺がまだ知らないのは。


「麗亜ね、施設の中では1番年上だったの。
だからね、なんでも我慢しなきゃいけなくて…。

預けられたのが小さい頃だったから…
甘えたりとかしないうちに大きくなったの。」


まだだ。
まだ、続きがあるはず。
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