私とアイツの生活日記☆
「大したもんじゃねぇけど。」


弁当箱はキッチンにほん投げてあった。

見た目からして完全麗亜のだっから勝手に詰めた。


「…私の…??」

「当たり前だろ。」


いわゆるただのお節介だけどな。


「あ…ありがとう…。」

「ん。」


そう言う麗亜の目は、潤んでいた。
よく泣く麗亜。

俺は麗亜の…というか女の涙に弱い。

嫌なことを思い出すから。


「行くぞ。」
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