No.▼1






「はい、じゃあさようなら」






靴箱で靴を放り投げて
地面にポタりと落ちる
靴に足をいれた





そのまま振り返らず
いつもの道をてくてく歩いた






ジンジンする
左腕を先生から貸して
もらったパーカーを
少し脱いで覗いてみる




やっぱYシャツ
茶色いまま.....





少しだけ気分が下がった
でも初めてあんなに


神山先生と喋ったかも、
意外と低いなぁ、声






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