正しい恋の始め方。
昔からふわふわしたものが好きだった。甘いものだって大好きだった。だけどこれらの事件が起きて以来、私はこの事実を隠すことにした。


隠し続けて数年。


「ねえ、今度の日曜日みんなでスイパラ行くんだけど……結子は行かない、よね?」
「あっ……うん。ごめん」
「だよね!甘いもの嫌そうだし!」


現在高校二年生。私、市村結子はキャラが完全に一人歩きしていた。
何故かクールビューティーという勝手な設定を作られ、校内では何故か女子に慕われ、男子には近寄りがたいと評価され……
とにかく酷い高校生活を送っていた。


そんな酷い高校生活の中、唯一の楽しみは










「やばい……かわいい……」











家の近くにあるぬいぐるみショップ寄ることだった。

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